【ロードバイク】【異音】【パキパキ】原因はそれ?異音解消でストレス解決!後編
前回、ロードバイクのBB付近から、【ペキぺキ】【パキパキ】といった【異音】が鳴る問題の”原因は何なのか”を分析しました。
今回はその分析をもとに実際に修理をした様子をお伝えします。
結果的に言うと今回で異音問題は解決しました。どこに原因があったのでしょうか?
本記事の内容
疑わしいところを全て修理していきます
BBから『ペキペキ』する異音について
整備素人である私あきおっちが修理に挑みました。
結果的には”完全復活”しましたので、同じ悩みをお持ちの方のご参考になればと思いお伝えさせていただきます。
前回怪しいところをリストアップしたので、今回は一つずつ潰していきます。
まず簡単なものからいってみました。
前後クイックが緩んでいる
→ 後ろが若干緩かったです。
きつめに締めて試走します。「楽勝やん」と思っていましたが、すぐに『ペキペキ』。
ハンドルステムのボルトの緩み
→ トルクレンチで締め直しましたが、特に緩んでいませんでした。なので試走なし。
ディレイラーハンガーのボルトの緩み
→ 後ろタイヤを外して調べたところ、2本ある止めボルトのうち一つが緩んでいました。「こいつかー」とと締め直し、早速試走。
結果は「ペキペキ」。撃沈。
シートポストにゴミが入っている
→ こいつは自分の中では最有力候補でした。
過去に息子のクロスバイクで同じような異音が出たとき、シートポストに砂が入っており、カチカチとなっていたようで、清掃してグリスアップすると異音が解消したことがありました。
この経験から、多分これかなと思いシートポストを外すと、埃というか砂というか、やはり汚れがありました。過去の経験から、こいつが原因と確信し清掃して取り付けなおして試走。
結果→ペキペキ撃沈。
チェーンの油切れ
→ チェーンをパーツクリーナーで綺麗にクリーニングして、チェーン油をさして一日馴染ませて翌日試走。しかし、おもいっきり撃沈『ペキペキ』。
スプロケットに異常がある(刃こぼれ、緩み)
→ 細かくチェックしましたが、見た感じ異常なし。
クランクのチェーンリングに刃こぼれがある
→ こちらも細かくチェックしましたが、見た感じ異常なし。
クランクのチェーンリングのボルトが緩んでいる
→ ここで大事件発生!
クランクを外し、トルクスレンチで一度チェーンリングを外そうとしたところ、トルクがかかりすぎてねじ穴をおもいっきりナメテしまいました…とほほ。
おもいっきり凹みましたが、緩みはなさそうです。ほかのボルトも結構きつく締まっているのでこれが原因ではなさそうです。一応試走したがペキペキ。
ペダルのベアリングにゴミが入っている
→ 手で触ってみましたが、引っ掛かりもなくスムーズに回転しているので問題なし。
フレームにヒビが入っている
→ フレームをひっくり返して細かく目視したが異常なし。
BBのベアリングが緩んでいる&ゴミが入っている
→ クランクを外し、ベアリングをチェックすると、ベアリング自体に緩みはないのですが左側のベアリングを回すと『ゴリゴリ』していました。
『きっとこいつが犯人だ』とまるで名探偵のように立証が出来たのですが、問題はトレックのBB90は圧入式といって、特殊な工具でBBをはめこんでいる点なんです。
”BBさえ交換すればこの異音は解消されるはず”なんですが、特殊な工具はないし、You Tubeなどでは乱暴な人がプラスチックハンマーで叩いてBBを入れていましたが、カーボンフレームにハンマーでベアリングをたたいて入れるなんて無謀な事は私にはできません。
となれば、最終手段としてトレックストアにもっていき、交換してもらう事としました。
車に積んでトレックストアへ行き、一応店員さんへ『ペキペキ』音のことを伝え、プロの目線で原因を探ってもらいましたが、
この異音は5分くらい乗らないと出ないため、店員さんがチェックの為に試走してくれた時には、鳴りを潜めて全く異音がならず、店員さんもお手上げ状態でした。
BBが原因なのを私は突き止めていたので、とりあえずBBの交換をしてもらいました。店員さん曰く、『BBがゴリゴリしていて交換時期でした。おそらくこれで異音はしないと思います』。と言ってくれ、その後店員さんが試走した時も無音でした。
部品代プラス工賃で8千円支払いましたが、これでストレスから解放されたと思えば仕方ない出費ですね。
しかしまたパキパキ…
翌日、通勤で快調に乗っていると10分くらいしたところで
『ペキ、ピキ、ペキ』
と鳴り出すではあーりませんか。
なんで?は?と心の中で連呼状態。
会社についても仕事は全く身に入らず、頭の中はパキパキ音に対するいら立ちのみ。
すごいストレスでした。
近所の自転車ショップへ駆け込みました…
そして仕事が終わり、帰りのライドではペキペキ音の頻度が上がり
クランクを回している間ずっと
ペキペキペキペキペキペキペキ…
ストレスは頂点に達し、いてもたってもいられなくなりました。
気が付いた時には、自宅の近所にある、主にスペシャライズドのロードバイクを取り扱っている自転車屋さんに駆け込んでいました。
プロがみた異音の原因と修理、そして異音問題は解決しました
見るからに技術力がありそうな壮年の店長さんに事情を説明した所、少し戸惑っていましたが、すぐに原因を探ってくれました。
すると、なんと5分で解決したんです。
ほんとビックリです。さすがプロです。
店長曰く、ペキペキ音の原因は
右ペダルの取り付けボルトがゆるゆるになっていたんです。
僕もトレックストアの店員さんもわからなかったこの点を、
わずか5分で直してくれました。
なんでも、カーボンフレームの場合は、いろんな場所の不具合がすべてBB付近からペキペキといった異音として聞こえてくるのだとか。
その後、今日まで異音は出ていません。
やっぱりプロはすごいですね。
私もこれで一つレベルアップしたような気がします。
これが経験ですよね。
これで問題解決です。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。