【傷だらけのクランクのレストア方法公開 自家塗装の仕方教えます】
みなさんこんにちは!あきおっちです。
息子のロードバイク用のカスタムパーツとして、
中古パーツのクランクを格安で購入で購入したのですが、
これが実際に届いてみると傷だらけ。
となると、自称”レストア名人”である私の出番でしょう。
今回、そのボロボロ・傷だらけのクランクを
〝つやつや・ピカピカ″のクランク
に変えた様子を皆様とシェアさせて頂きます。
本記事の内容
105 5750コンパクトクランクを購入
105クランクは新品を購入すると
ヤフオク等で1万2000円程します。
お小遣い制リーマンチャリダーの私には到底無理。
ということで、
狙うは中古品。
今回購入した【105 5750クランク】の中古品相場は
大体5000円から9000円くらい。
私の得意分野であるこの分野において、
アンテナをフルに貼り、
探しに探した結果、めちゃくちゃ格安の商品を見つけちゃいました。
なんと、”ラクマ”で送料込み4200円ですよ。
そっこーでポチっちゃいました。
おそらく、日本国で一番安く購入しているんじゃないでしょうか。
商品到着
出品者から発送連絡があった次の日の朝、宅急便で商品が届きました。
すごく早いですよね。発送日の翌日に商品到着。
運送会社の方に感謝します。
さて、包み紙を外すと…
高級感たっぷりのアルテグラの箱が現れます。
もちろんアルテが入っているわけがなく、
105クランクが結構しっかりと梱包されていました。
袋を取ると、【105 5750コンパクトクランク】が現れました。
現状把握
購入時に傷があることはわかっていたのですが、
実際に見てみると傷が大量にありました。
安かったので仕方ありません。
さすがにこれをそのままつけるのには、かなりの抵抗がありますので、
レストアしてから装着することにしました。
ワクワクしますね。
レストア作業開始
場所は変わってここは私のレストア専用ベース。
👆の作業でも大活躍した私の整備スペースです。
猫の額ほどの広さですが、自宅前の私のお気に入りの場所。
用意したものは
- 耐水ペーパー
- タッチアップ
- ダイソーのラッカースプレー(マットブラック・シルバー)
- 鏡面コンパウンド
- ブルーマジック
- ウエス
- 竹串
- パーツクリーナー
以上の8点です。
レストア前に細部の確認
クランクの中央部分はこのように傷だらけ。。。
一体どんな使い方をすればこのようになるのだろうか…
クランクのペダル付近も大量の傷があります。
画像はありませんが、左クランクはには、色あせの酷いところがありました。
裏側は酷いもんです。
変速時にチェーンがこすったのか、傷だらけになっています。
タッチアップ作業
全体の油分を落としたあと、
クランク両サイドのマットブラック部分を補修していきます。
ラッカースプレーを缶の蓋に吹き付け、
竹串で”ちょんちょん”して塗料を付け、傷を埋めていきます。
👆のように仕上がったのですが、直し跡が多すぎてどーも納得できません。
結構目立ってしまいまして。
それで方向転換することにしました。
【ラッカーで全塗装】する事にシフトチェンジです。
スプレーに変更
ペーパー掛け
先ほど竹串ペンで補修した箇所を中心に、
#1000番で表面を削っていきます。
結構勇気がいりますが、こういうのは思い切りが大事です。
マスキング
全塗装するといっても、クランク真ん中の艶アリ部分そのままにするので、
その艶アリ部分にマスキングテープでマスキングをしていきます。
このマスキングを雑にしてしまうと仕上がりが残念になりますので、
妥協せずに時間をかけてマスキングしていきます。
スプレー塗布
マスキング作業が終わったので、ここからは塗装に入ります。
本当だったら、下地にプラサフをふらなきゃいけないんですが、
塗料を全部剥がしていないので、プラサフは塗っていません。
そのままいっちゃいます。
吹き付け塗装の基本は、一回でたっぷり塗るのではなく、薄く均一に塗っては乾かし、また薄く塗っては乾かす作業を数回行うことです。
そうすると、液だれ等がなく、仕上がりが綺麗になりますよ。
私は4回重ね塗りをしました。
マスキングを剥がす
最後の吹き付けから30分後立ったので、マスキングを剥がしていきます。
丁寧にマスキングしていたので、境目もバッチリ綺麗です。
”105”の文字をマスキング
次は【105】と書かれた文字の再建です。
細かな作業になりますが、慎重にマスキングをしていきます。
シルバースプレー塗布
マスキングが終わったので、文字部分にシルバーを吹き付けていきます。
裏面を塗装
シルバーが乾くまでの間、今度は裏面の塗装に入ります。
チェーンがかかる部分は絶対はげると思うので、そこにはマスキングをしました。
その後、マットブラックを塗装しました。
失敗…やり直し
ところが!?ですよ。
105の文字のマスキングをした際に、初めに塗装したマットブラック部分にマスキングテープを張っていたのですが、それを外す際目を疑う光景が…
👆のように剥がれちゃったんです。
まさにOMGの瞬間です。
しかも、シルバーの塗装ですが、一応できていたんですが、
仕上がりレベルが低く、イーっとなって色を剥がしてしまいました。
こだわりのラーメン屋のおやじが、スープが納得いくまで出来ないときに、
全部捨てちゃうのと同じ心境です。
これで、作業は振り出しに戻りました。
#400番で荒くペーパー
気を取り直して、作業再開。
マットブラックの塗装がはがれた原因を探ると、
答えは#1000番のペーパー掛けだったような気がします。
1000番は、主に仕上げ用であり目が細かいので、
表面がつるつるになったんじゃないかと思います。
それと、完全に乾いていないのに、
マスキングテープを張ってしまったことだと思います。
ということで、次は目が荒い#400番で表面を削り、
塗料が密着できるようにします。
再度マットブラック塗布
次は3回ほど重ね塗りしました。
クランク中央テカリ部分の傷にタッチアップ
次は中央部分のタッチアップ作業に移ります。
塗料をつけすぎると逆に目立つので、少しずつ塗っていきます。
補修が終わると、タッチアップが乾くのを待って、
表面をコンパウンドで磨いていきます。
仕上げはもちろん【ブルーマジック】です。
完成
作業終了です。
どうです?なかなか綺麗になったと思いませんか?
105の文字もコンパウンドで聞けしたのですが、うっすらと書体が残っており、
これはこれでカッコいいので満足です。
裏面はアウターリングのみ塗装しました。
まとめ
表面のつやつやレベルが上がっています。
やっぱりブルーマジック最強ですね。つやがハンパなく出ます。
再度のマットブラック部分も、綺麗に塗装できています。
裏側も見違えるようにきれいになっています。
今回のレストア、いかがだったでしょうか?
私は非常に満足できるものでした。
費用は、ラッカースプレー2個(216円)のみで、あとは手持ちの物でやりました。
まさに格安レストアと言えるんじゃないすか?
このレストアしたクランクをいよいよ息子のロードバイクに装着していきます。