俺サイクル

アラフォー世代からの快適な過ごし方を発信しています。

北摂・三山の郷までロードバイクでヒルクライムしてきました。

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今回はヒルクライムのお話

チャリダーの方ならみんな持っていると思います、『自分だけの秘密の道』。

今回は私の秘密のサイクリングロードについてお伝えします。

本記事の内容

 

 高槻から府道46号 茨木亀岡線を北上

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自宅から6キロ地点

 写真の風景は私の自宅のすぐ近所の風景です。

私の高槻の自宅から南に行けば、大阪方面に出るのですが、反対の亀岡方面に行けば家から5分でこの景色が広がります。

 

そうです。私、大阪の住宅地の端っこに住んでいます。

よく使う高槻市営バスも、バス停は始発乗り場。

駅から歩いて45分の僻地なんです。

でも空気は最高っすよ。

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自宅から10分でこの景色

そんな都会とは少し離れた住宅街に住む私ですが、ここに住んで良かったと思う点が、ヒルクライムポイントが自宅の近所に多数ある事なんです。

ちなみに私、ヒルクライムは苦手なんですが、嫌いではありません。

私の自宅から北側に走っている府道46号線に行けば、写真の様な景色の道が広がっているんです。

最高だと思いません?

気分転換したいときや自転車を整備して試し乗りをするときなんかは、迷わずこの”北側”の府道46号線茨木亀岡線へ出かけます。

200メーターほどの緩やかな坂をガンガン登ります。

 府道1号 茨木摂津線 からヒルクライムスタート

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茨木市忍頂寺付近

 府道46号線を北上すると、すぐに安威川ダム建設現場に出ます。

安威川ダムが見えれば、そこから約4キロ程は平坦な道。

大規模なダム工事の様子を横目で見ながら約4キロ進むと新谷酒店という酒屋さんがある交差点を府道1号線方面へ進んでいきます。

ここからがヒルクライムの始まりです。

斜度がどれくらいあるのかわかりませんが、結構キツイ激坂を約3キロほど上ると、頂上付近の忍頂寺に到着です。

ここは車とチャリダーには殆ど遭遇しません。

シークレット感があって気に入ってます。

たまにバリバリのヒルクライマーな人がいますが、貧脚の私は一瞬で抜かれます。

そんなチャリダーの人って皆さん必ず私を抜くときに挨拶してくれます。

皆さんマナーが良いですね。

そういう所も私が自転車が好きな理由のひとつです。

ロングライドなんかでも、反対側から来るチャリダーは殆どの方がニッコリ会釈してくれますよね。

知らない人と挨拶するって素敵じゃないですか。

 

 頂上は茨木市安元付近 新名神高速道路を眼下に見る

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下は新名神高速道路

 そして頂上付近には眼下に最近開通した”新名神高速道路”を見ることが出来ます。

 

この付近は江戸時代、隠れキリシタンの里だったようで、幕府の取り締まりを逃れた【隠れキリシタン】の遺構が多数あります。

ちなみに、この直ぐ近所に”茨木千提寺IC&PA”があるのですが、その付近の農家の屋根裏から、みなさんが一度は見たことがあるあの”ザビエル”の肖像画が見つかったそうです。

教科書でよく載っていたあれですよ。

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こんな感じのやつです(汗)

カッパ頭の肖像画

隠れキリシタンはこんな山奥に潜んでいたんですね。あんなに有名な絵がこの辺りから見つかったそうです。

戦国時代にこの一帯は、キリシタン大名高山右近の領地で、最盛期には一万人のキリシタン信者がいたそうです。その後、豊臣秀吉バテレン追放令や江戸幕府キリシタン禁教令を逃れ、ごく少数のキリシタンが細々と約250年間も信仰を保っていたんですね。

江戸時代はキリシタンである事がバレると、軽くて流罪、重く死罪だったそうです。

この地域でもイエスキリストの絵を踏ませてキリシタンかどうか判断する”踏み絵”があたそうです。

まさに命がけの信仰だったんですね。

 

余談ですが、私はこの近所の、【茨木市キリシタン遺物資料館】に行ったことがあります。

屋根裏に隠してあった十字架が展示されていたり、貴重な当時の遺物を見ることができます。

入場は無料で、私が行った時には、教会のシスターのような方が案内をしてくれました。

私はキリシタンではありませんが、先人の苦労が凄くわかりました。

今の時代、信教の自由は当たり前にありますが、昔の人は大変ですよ。

そんな江戸時代の庶民の暮らしに思いを馳せながら、自転車を進めて行きます。

つくづく平和な時代に生まれてよかったと思いますね。

ゴールはde愛・ほっこり三山の郷 

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de 愛 ほっこり 三山の郷

そんな私の大好きな歴史を感じて走ると府道43号線豊中亀岡線に出ます。

ここからは下り坂が続くのでスピードがかなり出るので、注意が必要です。

交通量も多いです。

約800メーターほど下り、府道109号余野車作線に入り、三山郵便局を通り越してしばらく走ると、北摂チャリダーの聖地、【de愛・ほっこり三山の郷】に到着します。

 

いつも思いますが、このネーミング、ちょっと恥ずかしいですよね。

”de愛・ほっこり”って、どういう意味なんですかね?

出逢ってほっこりってどんな感じでしょうか?

ネーミングはともかく、ここにはいろんなチャリダーの方々が休憩されています。

北摂のサイクリストなら皆さんご存知なんじゃないでしょうか?

いわゆる”道の駅”の様な感じのお店です。

ここには、いろんな野菜を練りこんだソフトクリームがあったり、地元の農家の方が作った米、野菜や総菜なんかも置いてあったりで、雰囲気はまさしく道の駅そのものです。

もちろん美味しいうどんも食べる事が出来ます。

外には休憩できるテラス席の様なものが沢山あり、チャリダーが一も休憩しています。

 

このコース、自宅から10キロほどの道のりで、私にはちょうどいいんですよね。

短いと思われるかもしれませんが、途中にヒルクライムもあり、遺跡あり、高速道路あり、大阪平野を一望できるポイントありと、なかなかいいコースで気に入っています。

この往復20キロのサイクリングコースが私の癒しの道になります。

 

みなさんは自分だけの秘密のサイクリングコース、お持ちですか?

自転車ってやっぱり最高ですね(^^)